学校日記

2学期始業式

公開日
2022/09/01
更新日
2022/09/01

校長室から

R4.9.1

おはようございます。42日間の夏休みが終わり、大浜小学校に浜っ子が戻ってきました。放送での始業式なので、みなさんの明るい元気な顔を、今見られないのが残念です。あとで教室をのぞきに行きたいと思います。
 
42日もあったはずの夏休みがあっという間に終わってしまった気がするのは私だけではないと思います。私が学校の先生になって、じつに35年の月日が流れました。その35年間は、今思うと一瞬の出来事でした。私は、今59歳ですが、20代、30代の頃は若くて元気いっぱいでした。そして、その頃はずっと若くて元気な健康状態が永遠に続き、年を取ることなんて考えもしませんでした。しかし、振り返ってみると「時間というのは、あっという間に過ぎてしまう」のを思い知らされることになったのです。夏休みだって、あっという間に終わってしまいましたよね。それと同じです。長そうに思えた夏休みも、振り返ってみると、「あっという間に過ぎてしまう」ものなのです。

話は少しそれますが、浦島太郎のおとぎ話を思い出してください。浦島太郎はお話の最後に玉手箱を開けておじいさんになってしまいます。いじめられていた亀を助けて善い行いをしたはずなのに、どうして最後はさびしい結末なのか。私は子どもの頃、疑問に思っていました。そして、大人になって自分なりに次のような答えにいたりました。
浦島太郎のお話は「人生はあっという間に過ぎてしまう。だからこそ、今という時間を大切にしなさい」ということを伝えるお話なのではないか…というのが私なりの考えです。浦島太郎のお話が、昔から今日までずっと語り継がれてきたのは、昔の人も同じようなことを思っていたからだと思います。そして、浦島太郎のお話はこれからも語り継がれていくことでしょう。

2学期は1学期や3学期とくらべて一番長いです。それでも2学期の終業式の時には、「あっという間に終わってしまった」と多くの人が思うに違いありません。だから、2学期は特に、大切な時間をむだにしないように、新しい目標を立てて、自分の夢をかなえる力をつけるため、自分の魅力を見つけるために充実させてください。浜っ子のみなさんが1学期以上に活躍し、成長し、輝くことを期待しています。