学校日記

郷土の偉人「近藤坦平ものがたり」上演

公開日
2018/11/01
更新日
2018/11/01

校長室から

11月1日(木)
 3時間目に全校児童で、鷲塚小学校特別観劇会を鑑賞しました。近藤坦平は、弘化元年(1844)、碧海郡鷲塚村に祖父、父、伯父が医者という家系に生まれました。明治5年(1872)、坦平は父の引退を受け、蘭方医として「洋々堂」を立ち上げました。正確で患者思いの医療が実を結び、東海地方で唯一の西洋医学病院として、地域と一体になって大繁盛となりました。そして、近郷はもちろん、静岡や長野、県内でも幸田、幡豆、半田辺りからも患者が泊まりがけでやってくるようになりました。民家が病室になったり、宿屋やいろんな店ができたりして、洋々堂のお陰で村が繁栄しました。また、坦平の娘婿の次繁は東京大学医学部教授となり、野口英世の手の手術を無償で行ったことも有名です。
 地元の偉人を子どもたちに語り、伝えていくことはとても大切なことです。
 今回は、語り部の田中ふみ枝氏が近藤坦平さんの偉業に感動され、この事実を鷲塚小学校の子どもたちに分かりやすく伝えたいと、自ら物語を書き下ろしていただきました。そして今日、ふみの会のみなさんによる上演となりました。地元の偉人を知り、伝えるだけでなく、その尊い意志を受け継げるような鷲っ子になってほしいと願います。ふみの会のみなさん、ありがとうございました。

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