組体操
- 公開日
- 2014/06/04
- 更新日
- 2014/06/04
6年生
5月31日、初夏の陽気の中で、運動会が行われました。
一か月間、みんなで毎日頑張ってきた組体操。これまでの練習の成果を発揮し、素晴らしい演技をすることができました。
組体操の練習の初めに、子どもたちに組体操の目的について話をしました。
1つ目は、自分自身を成長させるため。苦手なこと、つらいことにもすすんで挑戦できる姿が見られるようにと願いました。負けそうな自分、諦めやすい自分が心のどこかにいるならば、それを少しでも小さくすることができたらと考えました。
練習をする中で、いろいろな弱点が見えました。すぐに姿勢が崩れる、支える腕の力が足りない・・・。しかし、そこで諦めてしまう子は一人もいませんでした。何度も何度も練習し、挑戦しました。最初、苦戦していた倒立系の技も、多くの子ができるようになりました。子どもたちの「がんばってやればできることがあるんだ!」という気持ちを育てることができたと思います。
2つ目は、友達と協力することでした。多人数技や波、ピラミッド、タワーでは、自分だけが上手くなっても形はできません。誰かが下で支えてくれて、誰かが上で恐怖と戦ってくれてはじめて、技が完成します。子どもたちは、このことを体と心で実感することができたことと思います。
これら2つの目的に対し、どの子も達成できたと確信します。大変な練習を乗り越え、人を感動させる演技ができるようになりました。心を合わせて必死にがんばる子どもたち。その一人ひとりの表情・姿は何にも増して美しいものです。組体操の演技の20分間は一人ひとりが輝くことができました。
緊張で、普段通りの演技ができなかった人もいるかもしれません。しかし、全力で真剣に取り組むことに関しては全員が達成できました。そんな子どもたちは、練習や本番を通して心の糧を得ることができたと思います。
組体操を通して成長できたことを、これからの毎日に生かし、仲間とともに支えあい協力しながら、これからの学校生活をよりよく過ごしていってほしいと思います。