学校日記

PTA総会でこんな話をしました

公開日
2014/04/30
更新日
2014/04/30

校長室から

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 先日の授業参観・PTA総会・引き渡し訓練に、多数の保護者の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。入学したばかりの1年生は、お家の人に来ていただいたことがとても嬉しそうで、楽しそうに授業を受けていました。
 今年度のスタートにあたり、PTA総会で保護者の皆様に三つのお願いをしました。
 一つめは、我が子を多面的に見ていただきたいということです。子どもは、三つの顔を持っています。家庭で、親や家族に見せる顔。学校の授業で、教師に見せる顔。放課や授業後で、友だちに見せる顔の三つです。これらの三つの顔は、違って見える場合があります。私たち大人が、その一面だけ見て判断せず、見えない部分を補い合って、子どもの全体像をとらえてほしいということです。
 二つめは、教師と保護者が信頼し合うということです。教師と保護者の信頼関係があってこそ、子どもの成長に最大の効果を発揮します。逆に、反目し始めると、たちまち子どもの心は荒廃し、勉強や運動に身が入らなくなります。担任や学校の指導に疑問が生じた場合は、子どもにこぼす前にまず、担任や私たちに相談してください。きっと、納得のいく回答や改善策が見いだせると思います。
 三つめは、本校の教育活動へのご支援やご協力のお願いです。これまで本校では、授業研究会を何回か開き、「クラス全員を授業というバスに乗せる」ことを根本に、授業力向上をはかってきました。そこでの研究は、「思いを語り、仲間と関わり合う授業」をテーマに掲げ、生きる力の基本である、「人の話が聞ける子ども」「自分の考えが話せる子ども」の育成を目指してきました。ご家庭におかれましても、お子さんの日常のあいさつや周りの人とのきちんとした応答を励まし、支えていただければと思います。
 これから一年間、学校と家庭と地域が一体となって子どもを育てていければと願っています。よろしくお願いします。