学校日記

6月9日 全校朝会

公開日
2016/06/09
更新日
2016/06/09

校長室から

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全校朝会の話 「仲良しのお話」
 6月に入りました。紫陽花がとても美しい季節となってきました。
先日の運動会はとってもすばらしい運動会でした。保護者地域の皆さん、先生が感動してみえました。340人が全員出席をして心を一つにしたすばらしい運動会を創り上げてくれました。ありがとうございました。「あじさい読書週間」が間もなく終わり,「みどりの学校」がこの日曜日から始まっていきます。充実した学習ができますよう頑張ってください。
 今日は,心のお話をします。そして,相手のことを思いやりこれからも1年生から6年生まで,340人が日進小学校で,仲良くくらしてほしいです。
 金子みすずという方が書いた詩を詠みます。大正の終わりから昭和の初めにかけての詩人です。情景は,春霞がけむるれんげのあぜみちの向こうの方に、喧嘩をした仲の良いあの子が立っていました。
けんかをしたので「向こうに」という表現になっているのでしょう。あの子は、れんげの花を持っていて、私もれんげの花を摘みました。そして気がつくとあの子が笑っていました。私も笑い返しました。二人ともお互いに相手と仲直りをしたいと思っているので、瞬時に仲直りをしました。春霞がけむるれんげの花の咲くあぜみちで、私とあの子が仲直りできた和やかさを雲雀が鳴いてかもし出してくれています。それでは,そっと目を閉じてください。
仲なほり   金子みすず
げんげのあぜみち、春がすみ、 むかうにあの子が立つてゐた。
あの子はげんげを持つてゐた、 私も、げんげを摘んでゐた。
あの子が笑ふ、と、気がつけば、私も知らずに笑つてた。
げんげのあぜみち、春がすみ、ピイチク雲雀が啼いてゐた。
けんかをして仲直りをしたい,でも素直に仲直りができない,そんなとき私たちは距離を置きます。ことばを交わさなくても仲直りができる大切な仲のよい友達をたくさんつくってください。みんな仲良く暮らしてください。仲良くしていくには,相手のことや仲間のことを常に考えなければなりません。心の勉強です。みんなと仲良く,幸せな日進小学校での生活を送ってほしいと願っています。