学校日記

年度はじめのあいさつ

公開日
2015/04/09
更新日
2015/04/09

校長室から

 いよいよ平成27年度がスタートしました。今年は、校庭のわきにある天目山の桜の開花が早く、桜の花が舞う中での入学式になりました。
 東中学校の校長として5年目に入りました。これまで、学校評価等を通して、保護者の方や地域の方から多くのご意見をいただく中で、「一部生徒の自転車通学」「リュックタイプの補助バッグ」を導入するなど、改善してきました。
 昨年、全国高校サッカーで優勝を決める決勝ゴールを決めた森山君、ボクシングで全国優勝した但馬君など、本校卒業生の活躍がありました。在校生では、吹奏楽部が県大会を勝ち抜き、東海大会で金賞を受賞することができました。これら身近な存在の快挙は、本校生徒にとって自分の可能性を意識するに十分な出来事でした。また、生徒会が中心となって校則の見直しをするなど、少しずつ生徒が自主的に自分たちの学校生活をふり返る姿も見られるようになってきました。
 今年は、これらのことを省み、本校教育の原点である校訓『自修』をしっかりと見据え、以下のように教育を進めていきます。

 本校の校訓『自修』は、「自らきまりを守って行いを律すること。自ら学び、考え、主体的に判断して行動すること。そして、自分のとった行動に責任をもつこと。」こういった意味を込めています。
 中学校生活は、生徒一人ひとりが「将来社会の中でどう生きていくか」を学ぶ時です。そして、「社会の中を生き抜いていく力」を育む時だと考えています。社会を生き抜いていくためには、以下の6つの力、習慣が必要だと考えています。
  ○ 明るく爽やかなあいさつをすることができる
  ○ 自分の行動をふり返ることができる
  ○ 感謝することができる 
  ○ 過ちを犯したときは、素直に謝ることができる
  ○ 決めたことをやり切ろうと努力することができる 
  ○ 自分の行動に責任をもつことができる
 今年1年、これらが当たり前のようにできる生徒の姿をめざしていきたいと思います。
中学校の学校生活には、体育大会や合唱コンクール、部活動など生徒主体に頑張れる機会もたくさんあります。その中で、やらされているのではない、自分で考え、自分で責任をもって一生懸命やりきる。そして、やりきったからこそ得られる感動を味わってほしいと思います。それらの経験ができたとき、心も体も、大きく成長できると思います。
 人は皆、無限の可能性を持っています。しかし、自分のもてる力の70、80%くらいで、もう限界だと感じて弱音をはき始めます。そこでやめていたら、大して進歩はしません。そこからどれだけがんばれるかで、成長の大きさが変わります。才能ある原石が光り輝く宝石となれるよう支援していきたいと思います。

 保護者の皆様に、お願いします。私ども職員一同、精一杯努力してまいります。学校生活を通して、お子さんの可能性を最大限に広げられるよう、時には負荷をかけ、追い込んでいくこともあろうかと思います。お子さんが家で弱音を吐くこともあると思います。その時は、お子さんの可能性を信じて、背中をそっと押してください。
子どもたちが、保護者の皆様が、そして地域が誇りとできる学校をつくっていきたいと思います。1年間よろしくお願いいたします。