3学期 修了式

令和5年3月24日
令和4年度が今日で終わります。令和4年度は土曜日や日曜日、祝日、夏休み、冬休み春休みを除くと199日の登校日がありました。
今日は令和5年度に向けて、目標の立て方について考えてみたいと思います。みなさんは「ウサギとカメ」のおとぎ話を聞いたことがありますよね。

ウサギとカメは山のふもとまで競争をすることになりました。ウサギはピョンピョン跳びながら速く進みました。カメはトコトコゆっくりですが、一生懸命進みました。途中でウサギはカメの歩みが遅いので、どうせ晩までかかると思い、一眠りしてしまいます。ところがぐっすり寝込んでしまい、我に返ったときにはかなり時間が過ぎてしまいました。ウサギは大慌てで山のふもとに向かいました。ウサギがたどり着いたときには、カメは先にゴールしていました。カメは、ウサギよりも先に着ついたので、どうしたのだろうと不思議に思いました。……

この話を聞いて、ウサギのように途中で怠けず、カメのようにコツコツと努力することが大切だと感じた人が多いのではないでしょうか。
でも、私の感じ方は少し違います。
ウサギの目標は、「カメより早くたどり着くこと」でした。確かに、カメより先に進んでいるから、少し休んでもよいと考えたのかもしれません。でも、相手を見ながら、自分を磨いていくことで力をつけていく目標の立て方ならば、このやり方はこれでいいのです。
一方、カメの目標は、「ゴールする」ことで、ウサギに勝とうとあまり真剣に考えていたわけではなさそうです。だから、カメなりに一生懸命にゴールを目指したのです。ほかと比べることなく、自分の立てた目標にひたすら努力していく目標の立て方なら、これでもいいです。勝ち負けだけにこだわりすぎなければ、ウサギもカメもゴールできたのですから上出来です。
理解力や鍛え方はみなさんそれぞれです。成長するのも早い人と遅い人がいます。ウサギとカメのどちらか一方がよいやり方で、残った方が悪いやり方というわけではありません。ライバルと競い合い、力を伸ばすことに目標を置くならば、ウサギのような目標の立て方がいいでしょう。カメのように努力を続けて目標を達成するまでがんばるのも一つの方法です。
昨日は一つ上の学年への教室移動を行いました。令和5年度が4月から始まります。春休みのうちに、新たな目標を立てておくとよいですね。そして自分に合った目標で進んでください。
しかし、来年度も大浜小学校の目標(校訓)は変わりません。浜っ子のみなさんは、さらに
「進んで学ぶ子、丈夫な子、愛情や豊かな子、やりとげる子」になってください。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

校長からのたより

学年通信

ほけんだより

学校からのお知らせ